杉田八幡神社の写真

杉田八幡神社(すぎたはちまんじんじゃ)は、「杉田八幡宮」とも呼ばれ、神奈川県横浜市磯子区にある、地元(杉田)の氏神様を祀る神社(古社)をいいます。これは、当社の参拝のしおりによると、1053年に鎮守府の将軍・源頼義公とその子・八幡太郎義家公が共に勅を奉じ、奥州に赴いて安部貞任を討ち、宗任を降伏させて奥州の乱を鎮め、その戦勝を祝って山城国(現:京都府南部)の石清水八幡宮を分霊し、1063年に頼義公が「鶴岡八幡宮」を、義家公が「杉田八幡宮」を創建し、源氏の武運長久を祈願したことに由来するそうです。また、その後、1192年に右大将となった源頼朝が社領を与え、久良岐郡の総社と定めたとのことです。

現在の社殿(神社の神体を祀っておく建物、拝殿)は、1968年に明治以来の改築がなされたもので、また神楽殿(神楽を奏するための建物)は、1996年に新築されたものです。ちなみに、当社の拝殿前には、1692年に妙観寺の住職が奉納したものとされる、獅子でも山犬でもない大変珍しい貴重な「和風狛犬」があり、これは横浜市最古の参道狛犬で、1989年に横浜市地域有形文化財として登録されました。

所在地 神奈川県横浜市磯子区杉田5-2-1
祭神 誉田別命(ほんだわけのみこと)
御利益 武運長久、心願成就

〇正面から拝殿を撮影

杉田八幡神社

〇斜めから拝殿を撮影

杉田八幡宮

〇珍しい和風狛犬を撮影

和風狛犬