不眠症

【読み方:ふみんしょう、分類:睡眠】

不眠症は、睡眠覚醒障害(睡眠障害)の一種で、夜間の睡眠トラブルのために、昼間の日常生活に何らかの支障をきたす状態が続くことをいいます。これは、夜すぐに寝付けない、夜中によく目が覚める、眠りが浅く熟睡感がないなど、日常において十分に睡眠が取れない状態が慢性的に続き、日中に眠くなったり、疲れたり、集中力が落ちたりすることなどを指します。

現在、日本において、成人の5人に1人が何らかの眠りに関する問題を抱えていると言われており、不眠症は決して珍しいものではなく、誰でもなる可能性のある病気といえます。なお、不眠症について、睡眠障害国際分類第2版(The International Classification of Sleep Disorders, Second Edition:ICSD-Ⅱ)では、以下のよう定義されています。

「睡眠の開始と持続、一定した睡眠時間帯、あるいは眠りの質に繰り返し障害が認められ、眠る時間や機会が適当であるにもかかわらず、こうした障害が繰り返し発生して、その結果何らかの昼間の弊害がもたらされる状態」

●原因から分類した不眠症の種類

・生理学的不眠:眠るための環境や体の準備が関連したもの
・心理学的不眠:心理的ストレスや不安などが関連したもの
・薬理学的不眠:嗜好品(酒・茶・コーヒー等)や薬に関連したもの
・身体的疾患に伴う不眠:病気に関連したもの
・精神疾患に伴う不眠:精神疾患に関連して生じるもの

●症状から分類した不眠症の種類

入眠障害:床に就いてもなかなか寝付けない
中途覚醒:夜中に何度も目が覚める
早朝覚醒:朝早く目覚め、再度眠れない
熟眠障害:ぐっすりと眠った感じがしない