民放連放送基準
【読み方:みんぽうれんほうそうきじゅん、分類:放送】
民放連放送基準は、「日本民間放送連盟 放送基準」の略で、日本民間放送連盟(民放連)が放送に関する民放共通の自主的な倫理基準として制定しているものをいいます。これは、放送業界において、ラジオやテレビ(データ多重放送を含む)の番組および広告など全ての放送に適用されるもので、多くの民間放送(民放)が自社の番組基準に、この放送基準の規定を取り入れています。
現在、民放連放送基準では、放送にあたって、下記の点を重視して、番組相互の調和と放送時間に留意すると共に、即時性や普遍性など放送の持つ特性を発揮し、内容の充実につとめるものとしています。
1.正確で迅速な報道
2.健全な娯楽
3.教育・教養の進展
4.児童および青少年に与える影響
5.節度をまもり、真実を伝える広告
<民放連放送基準の構成>
・前文
・1章:人権
・2章:法と政治
・3章:児童および青少年への配慮
・4章:家庭と社会
・5章:教育・教養の向上
・6章:報道の責任
・7章:宗教
・8章:表現上の配慮
・9章:暴力表現
・10章:犯罪表現
・11章:性表現
・12章:視聴者の参加と懸賞・景品の取り扱い
・13章:広告の責任
・14章:広告の取り扱い
・15章:広告の表現
・16章:医療・医薬品・化粧品などの広告
・17章:金融・不動産の広告
・18章:広告の時間基準
・(付)放送音楽などの取り扱い内規
・(付)児童向けコマーシャルに関する留意事項