破天荒
【読み方:はてんこう、分類:概念】
破天荒は、前人の成し得なかったことを初めてすることやその様をいいます。これは、中国の「北夢瑣言(ほくむさげん)」の故事から来たもので、その昔、唐の時代、官吏登用試験の合格者が一名も出なかった"荊州"は人々から「天荒」(文明未開の荒地)と言われましたが、劉蛻(りゅうぜい)が初めて合格して「天荒を破った」と言われたことに由来します。
一般に本用語は、「誰も成し得なかった事をすること」という意味で使うのが正しいのですが、結構多くの方が「豪快で大胆な様子」という間違った意味で使っているのでご注意ください。なお、本用語は、チャレンジ精神からか、飲食店などの名称でもよく使われています。
<本用語の使用例>
・型にはまらない破天荒なキャラクターで人気を獲得した
・天才たちの光と影を描き、その漂うカリスマ性と破天荒な生き様に魅了される
・強心臓で、ややもすれば破天荒にも見える若武者だが、一方でサッカーへの真摯な態度も併せ持っている