正念場
【読み方:しょうねんば、分類:概念】
正念場は、日常的には、ここぞという大切な場面(局面)、真価や本領を発揮する最も大事な所をいいます。また、歌舞伎や人形浄瑠璃などの古典芸能では、「性根場」とも表記され、一曲・一場の最も大切な見せ場を意味します。その語源は、悟りに至るまでの基本的な実践目得の「八正道」の一つである仏教語の「正念(常に真理を求める正しい思念)」に由来し、正念が必要な場を「正念場」と言うそうになったそうです。
なお、正念場のように「場」が付く用語に、「修羅場」や「土壇場」、「山場」などがあります。
<本用語の使用例>
・悲願の初Vと来場所の綱取りへ、残り3日間が正念場になる
・○○政権の経済政策は正念場を迎えており、政策運営の停滞は許されない状況だ
・日本代表は、負ければ予選リーグ敗退が決まる正念場で意地を見せ、逆転勝利した