贔屓(ひいき)
【読み方:ひいき、分類:概念】
贔屓(ひいき)は、気に入った人に特に目をかけ世話をすること(引き立てること)、気に入ったものを特にかわいがること、目をかけて世話してくれる人(後援者)をいいます。これは、「ひき(贔屓)」が音変化して「ひいき」と呼ぶようになったもので、「贔」は貝を三つ合わせて重い荷を背負うこと、また「屓」は鼻息を荒くすることを表します。そして、この二語が合わさって、鼻息を荒くして力んだり、力を込めるという意味で用いられ、それが転じて、特定の人を助けるために力を入れたり、目をかけたりするという意味になったそうです。
一般に本用語は、日常的には、「贔屓の客」「同郷の力士を贔屓にする」「妹の方を贔屓してかわいがる」「御贔屓に挨拶回りをする」というように用いられます。