及び腰
【読み方:およびごし、分類:概念】
及び腰は、自信がなさそうな様子や態度をいいます。これは、「達する」や「届く」といった意味の動詞「及ぶ」の連用形である「及び」に「腰」が付いた用語で、中腰で手を伸ばして物を取ろうとする不安定な腰つき(腰を半ば浮かし、上半身をかがめた不安定な姿勢)が転じて、自信がなくオドオドしている様子や遠慮したり恐れたりしているような中途半端な態度を意味するようになりました。
一般に本用語は、「領土問題で及び腰で交渉する」や「選挙を控えて増税に及び腰になる」というように使われ、また似たような用語として「へっぴり腰」があります。