カルパッチョ
【読み方:かるぱっちょ、分類:イタリア料理】
カルパッチョ(Carpaccio)は、イタリア料理の一つ(前菜)で、生の牛肉や魚介類を薄切りしたものに、オリーブオイルやレモン汁、ソースなどをかけたり、パルミジャーノ・レジャーノ(チーズ)を載せたりしたものをいいます。
元々は、生の牛肉を用いた料理でしたが、今日では、マグロやサーモン、タコ、ホタテなどの魚介類も普通に使われており、食材や配色に関係なく、このような料理を総称して「カルパッチョ」と呼んでいます。
イタリア料理の中で、カルパッチョは戦後に生まれたもので、1950年にベネチアの料理店「ハリーズ・バー」のシェフが、医者に生肉を食べることを勧められていた伯爵夫人のために、薄く切った牛ヒレ肉にマヨネーズとマスタードを混ぜたソースをかけた料理を考案したことに始まるそうです。
ちなみに、その名称は、ベネチア派の画家である「ビットーレ・カルパッチョ(Vittore Carpaccio)」に由来するそうです。