コント
【読み方:こんと、分類:概念】
コントは、笑いを目的とする寸劇(ごく短い簡単な演劇)のことをいいます。元々は、短編小説(特に風刺やひねりの利いた軽妙な短い物語)を意味するフランス語の「conte」に由来するもので、日本においては、主にお笑い芸人などが行う、笑いを目的とする軽妙で滑稽な寸劇のことを指します。
日本のお笑い界の中で、コントの歴史は、1960年代のトリオブームに始まり、その後、1970年代のコント55号やザ・ドリフターズなどにより一大ブームとなって、大衆演芸の一つとして確立されました。
一般に漫才が会話を中心とした笑い(滑稽なことを言い合って客を笑わすもの)なのに対し、コントは動きや演技、小道具、セットなどを活用する点に大きな違いがあります。また、通常は5~20分程度で行われますが、さらに短いタイプのものもあり、それらは「ショートコント」と呼ばれます。