御歳暮(お歳暮)
【読み方:おせいぼ、分類:贈答】
御歳暮(お歳暮)は、「御中元(お中元)」と同様、日頃お世話になった人などに品物を贈る行為、またはその品物をいいます。
元来、歳暮(せいぼ)とは、新年に年神様(正月に家々に迎えて祭る神)へ供える物品を年の暮れに本家や家元に持っていく行事(風習)で、江戸期に庶民の間にも普及していったそうです。
ちなみに、今日でも、新巻き鮭や数の子などを贈るのは、年神様に供える「お神酒の酒肴」に由来すると言われています。
一般にお歳暮の時期は、12月中旬~下旬の間で、お中元と同様、日ごろの感謝の気持ちと健康を願う気持ちを込めると共に、一年の最後を締めくくる挨拶という意味合いもあります。また、お中元よりもお歳暮の方が、より高額な商品が選ばれたり、より多くの相手に贈られることが多いようです。
なお、贈る品物については、趣味嗜好が少なく、無難で無駄になりにくい「食料品」が一番多いようです。