1ボルト(1V)
【読み方:いち(わん)ぼると、分類:電気】
ボルト(V:Volt)とは、国際単位系(The International System of Units:SI)の基本単位の一つで、電圧・電位差・起電力の単位をいいます。これは、電気を押し出す力(電圧)を表す単位であり、その原理として電圧が高いほど多くの電気が流れ、またその名称は、電池を発明したイタリアの物理学者であるアレッサンドロ・ボルタ(Alessandro Volta:1745-1827)にちなんでいます。
一般に1ボルト(1V)は、1アンペアの電流が流れる導体(回路)の2点間において消費される電力が1ワットである時に、その2点間の電圧(1アンペアの電流が流れる1オームの抵抗の導線での両端の電位の差)と定義されます。また、交流の場合は、その瞬時値の一周期にわたる2乗平均の平方根(実効値)が直流の値と等しい時に同じ単位を用います。
ちなみに、通常、家庭用の電気では100V、工場などの生産機械などの電気では200V以上が使われています。