カバラ数秘術
【読み方:かばらすうひじゅつ、分類:数秘術】
カバラ数秘術は、カバラの思想と数秘術の概念を合わせた占術をいいます。元来、「カバラ」と「数秘術」は全くの別ものでしたが、長い歴史を経て融合し、今日では、いくつかある数秘術の中でも有名なものとなっています(インターネットの占いサイトでも提供)。また、カバラ数秘術に対して、古代ギリシャの数学者・哲学者のピタゴラスの概念に由来する「ピタゴラス数秘術」も広く知られています。
●カバラとは?
ヘブライ語で「伝承」という意味で、古代にまで遡るユダヤ教の一連の秘教的な教理、および12~13世紀頃に形成されたユダヤ神秘主義と神智学の発展した形態をいい、中世後期以後のユダヤ思想やキリスト教にも影響を与えた。3柱、4界,10のセフィロト(数)による「生命の樹」で象徴的に表される流出説的な世界像と敬虔主義的な信仰生活を特徴とする。
●数秘術とは?
数字を用いた占術の一つ。個人の姓名や生年月日などから、固有の計算式に基づいて算出した「ナンバー(数)」を使うのが特色で、先天的な個性や運勢傾向などを占う。