渾然一体

【読み方:こんぜんいったい、分類:四字熟語】

渾然一体は、「混然一体」とも表記され、全体が溶けあって一つのものになること、またいくつかのものが溶け合って区別がつかないさまをいいます。これは、いくつかのものが溶け合って区別がつかないさまを意味する「渾然(こんぜん)」と、一つにまとまっていることを意味する「一体(いったい)」からなる用語です。

一般に本用語は、複数のものが分かちがたく一体化しているさまを述べる際に使われ、また似たような用語に「三位一体」や「不離一体」などもあります。

<本用語の使用例>

・政治思想と芸術表現が渾然一体となって先鋭的なものが生まれた例はいくつもある
・ソフトとサービスを渾然一体にして提供し、これまでにない新しい付加価値を生んでいる
・霜降り肉の豊潤な脂肪の甘みに卵のまろやかなとろみが絡みあい、渾然一体となって口中でとろけた