とっぽい

【読み方:とっぽい、分類:俗語】

とっぽいは、気障(キザ)で生意気なこと(さま)をいう俗語(若者言葉)をいいます。これは、元々は"抜け目がない"や"ずる賢い"を意味する言葉で、既に明治時代に使われていました。その後、時代の変遷と共に、キザな人や不良じみた人、キザで不良じみた人という意味でも使われるようになり、今日では、「キザで生意気である」、「粋がっている」というような意味で使われるようになっています。(その語源については、香具師や的屋の言葉から来たという説もあり)

一般に本用語は、日常的には若者(不良など)が「新入生のくせにとっぽいやつだ」や「とっぽい服装だ」というように使われます。ちなみに、その昔(1970年に)、シンガーソングライターの大御所である吉田拓郎さんのデビューアルバム「青春の詩」の中に「とっぽい男のバラード」という曲が収録されていました。