ダサい
【読み方:ださい、分類:俗語】
ダサいは、野暮ったいやかっこ悪い、洗練されていない、垢抜けないなどを意味する若者の俗語をいいます。これは、1970年代から関東地方の若者の間で広まり、1980年代後半に入ると対義語の「ナウい」が死語となりましたが、"ダサい"はそのまま使われ続け、今日では日常的(一般的)な用語となっています。また、その語源については、田舎という単語を「だしゃ」と読み、形容詞化して「だしゃい」と読んだものが転じて「ダサい」となったとする説や、東京都民が埼玉県民を「だって埼玉だから」と蔑視した言葉が簡略化されて「ダサい」になったとする説などがありますが、正確なものは不詳です。
ちなみに、1980年代に、タレントのタモリさんが埼玉県民を嘲笑する意味で「ダサい」と「埼玉」を掛け合わせた「ダ埼玉(ださいたま)」という造語を生み出し、一時流行しました。
<本用語の使用例>
・「ママ、ダサいじゃーん」と娘にダメ出しされた
・目標に向かって必死に頑張ることはダサいことではない
・スーツ姿は格好いいのに、私服になった途端、何だかダサい感じに見えてしまう男性も多い