パシリ

【読み方:ぱしり、分類:俗語】

パシリは、「使いっ走り(つかいっぱしり)」の略で、ある集団(グループ)の上下関係において下の立場にあり、雑用(細々とした用事)をさせられる人のことをいいます。これは、若者の俗語の一つで、学校のクラスや部活、遊びのグループなどにおいて、下の(弱い)立場にある人が、上の(強い)立場にある人から用事を命じられて、あちこち使いに行くことや買い物に行くこと、またそうやって使われる人のことを意味します。

一般に"パシリ"は、弱い立場の人が不当に(無理強いで)させられることがあり、特に同級生間の場合、それがイジメへと繋がることもあり、日常的には注意が必要です。なお、本用語は、動詞化して「パシる」や「パシらせる」と使われることもあります。

<本用語の使用例>

・オレは、妻の家来じゃないしパシリでもない
・バンドが売れていく中、いつしかスタッフをパシリ扱いするようになった
・首相夫人は、公私混同により、同行した公務員のスタッフをパシリとして使った