鷹揚
【読み方:おうよう、分類:概念】
鷹揚は、余裕があって、目先の小事にこだわらないこと(さま)をいいます。これは、中国最古の詩集で五経の一つである「詩経(大雅、大明)」に由来するもので、鷹(タカ)が大空を悠然と飛ぶさまから、ゆったりと振る舞うこと(さま)や、余裕があって目先の小事にこだわらないこと(さま)を意味するようになりました。また、本用語と同義のものに「大様(おおよう)」があり、その意味は、落ち着きがあって小さなことにコセコセしないさま、大まかなさま(大ざっぱ)となっています。
<本用語の使用例>
・私たちは、もう少し鷹揚になるべきなのではないでしょうか
・今の日本人のふるまいにどこか鷹揚さが失われているところがある
・九州男児だからか、細かいことにこだわらない鷹揚とした性格が垣間見られる