几帳面

【読み方:きちょうめん、分類:概念】

几帳面は、きちんとしているさまや隅々まで規則正しくするさまをいいます。これは、元々は几帳(寝殿造りに用いた室内調度)の柱によく用いられたところから来ており、具体的には、角柱の角につけた面の一つで、角そのものは残すように両側に段をつけたものをいいます。そして、それが転じて、細かい所まで物事をきちんと行うさまや、約束にかなうように正確に処理するさまなどを意味するようになりました。

一般に本用語は、日常的には、「几帳面な性格」や「規則を几帳面に守る」というように使われます。