辻褄(つじつま)
【読み方:つじつま、分類:概念】
辻褄(つじつま)は、一貫すべき物事の筋道をいいます。これは、裁縫で縫い目が十文字に合う所を表す「辻(つじ)」と、着物の裾の左右が合う所を表す「褄(つま)」からなる用語、いずれも合うべき部分を意味することから、物事の道理や筋道を意味するようになりました。また、物事の前後がきちんと合って筋道が通ることを「辻褄が合う」と言い、一方で物事の辻褄が合わないことや見当違いであることを「頓珍漢(とんちんかん)」と言います。
一般に本用語は、「話の辻褄を考える」や「収支の辻褄を合わせる」というように使われます。