頓珍漢(とんちんかん)

【読み方:とんちんかん、分類:概念】

頓珍漢は、「とんちんかん」の当て字で、物事の辻褄が合わないことや見当違いであることをいいます。これは、鍛冶屋(金属を鍛え、加工して器物を作ることを職業とする人)の相槌の音から来た用語で、いつも交互に打たれて、その打つ音が揃わないことから、物事の辻褄が合わないことや行き違ったりチグハグになったりすることを意味します。また、その他にも、トンマな言動をすることや間の抜けた言動をすることなども意味します。

一般に本用語は、日常的には、「頓珍漢な受け答え」や「頓珍漢な会話」、「頓珍漢な奴」というように使われます。