あん肝(アンキモ)

【読み方:あんきも、分類:寿司/鍋】

あん肝(アンキモ)は、深海魚の鮟鱇(アンコウ)の肝(肝臓)をいいます。これは、アンコウを捌いたら出てくる内臓の一番大きいもので、通常、鍋物以外では、ソーセージ状に蒸して使うのが一般的です。その味わいについては、フォアグラのような濃厚な味と円やかな舌触りが特徴で、また栄養価については、ビタミンAやビタミンB12、ビタミンD、DHA、EPAなどが豊富に含まれています。

アンキモ

一般にアンキモは、数ある食材の中で「珍味(海のフォアグラ)」として重宝されており、身近な食べ方としては、身を蒸したり、生の状態をアンコウ鍋につけたり、また鍋に溶かし入れたりして食べます(寿司の場合は、軍艦巻きが多い)。ちなみに、蒸して食べる場合は、もみじおろしとポン酢がよく合います。