台詞(セリフ)
【読み方:せりふ、分類:概念】
台詞は、「科白」や「セリフ」とも表記され、演劇や創作物の劇中で登場人物が発する言葉をいいます。これは、演劇・戯曲・映画・ドラマ・アニメなどにおいては、脚本(台本)の中で実際に俳優・女優・声優などが発する言葉の部分であり、また漫画においては、吹き出しに書かれ、読者によって読まれる部分を指します。
一般に台詞は、作品の中で重要な役割を果たすものであり、演劇や戯曲においては、
・舞台上の複数の登場人物が互いに話す(言葉のやりとりをする)ものである「対話(ダイアローグ)」
・舞台上にただ一人いる登場人物が独り言として発するものである「独白(モノローグ)」
・舞台上の登場人物には聞こえないという決まりのもとで、観客に向けて本心等を述べるものである「傍白(アサイド)」
などがあります。
なお、本用語は、日常的には、人に向かって何か言う時の「言い方(言いぐさ)」や「決まり文句(常套句)」といった意味で使われることも多いです。