上乗せサービス
【読み方:うわのせさーびす、分類:サービス】
上乗せサービスは、公的介護保険において、保険給付の対象となっている基本サービスの量を、介護保険法が定めた支給限度額(保険給付の上限)を超えて利用できるように増やした部分のサービスをいいます。これは、市区町村が独自の判断によって利用できる時間や回数を増やしたもので、例えば、一回当たりの訪問時間の延長などが該当します(実施しているところは少ない)。また、上乗せ対象となるのは、居宅サービス(居宅療養管理指導、痴呆対応型共同生活介護、特定施設入所者生活介護を除く)、地域密着型サービス、福祉用具購入、住宅改修で定められている支給限度基準額などがあります。
なお、上乗せサービスと似たような用語に「横出しサービス」がありますが、これは国が定めた全国一律の介護保険サービスには入っていないもので、各市区町村が独自で必要と考えたサービスのことをいいます(各市区町村の介護保険事業計画をもとに条例で定められたもの)。