干物女

【読み方:ひものおんな、分類:男女】

干物女は、様々な事を面倒くさがり、適当に済ませてしまう女性のことをいいます。これは、まだ若いにもかかわらず、長い間、恋愛シーンから遠ざかり、気楽であることを最上(優先)とするプライベートライフを送っている働く女性を表現したものです。

元々は、女性漫画家のひうらさとるさんの作品「ホタルノヒカリ」の主人公・雨宮蛍の生活ぶりを指した用語で、それが転じて「恋愛を放棄した20~30代の未婚独身女性」といった意味が持たれるようになりました(本作品のドラマ化で主演の綾瀬はるかさんが好演し、本用語が一般化)。

また、この中で、主人公の27歳の蛍は、会社ではきちんとした格好をしていますが、家に帰るとジャージーに着替えてビールを飲み、休日はマンガを読みながら菓子を食べ、ひたすらゴロゴロ過ごしているのが幸せという感じになっています。

干物女

今の時代、干物女は、意外と自分に当てはまる特徴が多いことからか、そのライフスタイルに共感する女性も多いようです。ちなみに、具体的な特徴としては、以下が挙げられます。

・メールの返事が極端に遅い、文面が短い
・家に帰ったら、すぐに楽な服に着替える
・休日はノーメイクでノーブラが多い
・半年ほど美容室に行っていないことがある
・冬場はムダ毛の処理を怠ったり、しないことがある
・一人でも居酒屋や牛丼店などに入れる
・最近、ドキドキすることが全くない

<本用語の使用例>

・家に帰れば干物女と化している女性は意外に多い
・自堕落な生活を送る干物女、実は潜在的な女子力は高めかも
・あまりに油断していると、周囲の男性から"干物女"のレッテルを貼られてしまうかもしれない