配線図
【読み方:はいせんず、分類:図面】
配線図は、設計図書の一つで、「電気設備図」とも呼ばれ、電気や電話、照明、換気扇などの設備の位置を平面図上に示した図面のことをいいます。これは、電気が分電盤を通って各部屋に配線されていく経路、スイッチ・コンセント・照明器具・エアコン・換気扇の位置、電話・テレビ・LAN配線などが記載されています。通常は、誰が見ても分かりやすいように配線経路を詳しく記載せず、どこに照明器具があって、どこで点滅するのかが分かるように、スイッチの位置と照明器具を線でつないで関係性を示しています。また、図面上では、コンセントや配線などで、簡略化した記号が使われています。
一般に配線図は、電気配線の打合せを何度か業者(設計士等)とする中で決まります。また、これを見る際には、各部屋の照明器具・コンセント・スイッチの数と位置をしっかりとチェックすることが大切です。なお、本図面については、上棟後、窓や部屋の大きさや区画が分かるようになった時期に、変更が無いかどうかの最終確認が行われることが多いです(通常、完成間際の変更は対応できない)。