縁の下の力持ち

【読み方:えんのしたのちからもち、分類:諺】

縁の下の力持ちは、「尾張いろはかるた」の一つで、他人のために陰で苦労や努力をすること、またそのような人のことをいいます。これは、和風建築において、部屋の外側に付けた板張りの細長い床の部分である「縁」を下から支える柱のように、人知れず支えている存在のことを喩えたものです。

縁の下の力持ち

一般に「縁の下の力持ち」は、表舞台に立つことはありませんが、その存在なしでは物事は成就せず、陰の働き手の価値が極めて大きいことを示唆したものであり、また似たようなものとして、「縁の下の掃除番」や「陰の松の奉公」、「簀の子の下の舞」などもあります。