ボクシング・デー

【英語名:Boxing Day、分類:休日

ボクシング・デー(Boxing Day)は、イギリス、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、チェコ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ケニア、ナミビア、ベリーズなどで、クリスマスの翌日(12月26日)に設けられた休日のことをいいます。また、アイルランド、イタリア、オーストリア、クロアチアなどでは、同日は、キリスト教における最初の殉教者であるステファノ(Saint Stephen)を偲ぶ「ステファノの日」となっています。

元々は、キリスト教に関連するもので、その名称は、スポーツのボクシングではなく、「箱(ボックス)」と関係があります。ちなみに、上記の国の中には、この日やこの週に限って、バーゲンセール(大安売り)が行われるところもあります。

ボクシング・デー

一般に「ボクシング・デー」という名称は、教会が貧しい人達のために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱を開ける日だったことに由来するという説が有力なようです。また、その他にも、クリスマスも仕事をしなければならなかったお金持ちの家の使用人達に対して、翌日を家族と過ごさせるための休みとし、その日に主人が労いとして箱にプレゼントを入れて贈ったという説もあります。

なお、ボクシング・デーの他に、日本でも聞くことがあるキリスト教圏の代表的な年中行事(休日等)には、クリスマス、バレンタインデー、イースター(復活祭)感謝祭などもあります。