羊質虎皮
【読み方:ようしつこひ、分類:四字熟語】
羊質虎皮は、「虎皮羊質(こひようしつ)」とも言い、見かけと実質とが一致しないことの喩え(見掛け倒し)をいいます。これは、中国の思想書である「揚子法言(吾子)」が出典で、実際は羊(ひつじ)なのに外観は虎(とら)の皮をかぶっているという意から来ています(訓読では、「羊質にして虎皮す」と読む)。
一般に本用語は、「外見は立派だが、それに伴う実質がないことの喩え」として使われており、その類義語には、「羊頭狗肉」や「有名無実」、「看板倒れ」、「牛首を懸けて馬肉を売る」などがあり、一方で対義語には「言行一致」や「看板に偽りなし」などがあります。