ガチ
【読み方:がち、分類:俗語】
ガチは、後からの事柄を強調する意味に使う俗語をいいます。元々は、大相撲やプロレス、格闘技などの試合を表現する「ガチンコ(相撲界の隠語で真剣勝負や真剣に行う組み稽古)」に由来しており、真剣勝負で互いが激しくぶつかり合う様を表す言葉として使われていました。
それが、21世紀に入ってから、若者を中心に「激」や「超」などの接頭語と同様のものとして、ある事柄(モノや事象等)の状態や性質などに関して比較的レベルの高い状態を表す場合にも用いられるようになりました(例えば、「ガチ面白い」や「ガチうまい」というように)。
また、ある事柄の真実性を強調する場合に、時として「マジ」の代わりとして「ガチ」が用いられることもあります。
ちなみに、本用語は、古くは「ガチガチ」の略で、「頑固」または「頑固な人」という意味で使われていましたが、今日では本意味ではあまり使われていません。
<本用語の使用例>
・このオジさん、ガチで変な人じゃねーか
・今回の企画では、ガチの妄想好き女子たちが集合した
・若者たちのガチダンスは、見る度に胸が熱くなったという人も多い