烏龍茶/ウーロン茶
【読み方:うーろんちゃ、分類:中国茶】
烏龍茶は、「ウーロン茶(Oolong)」とも表記され、中国茶の中で青茶に分類され、茶葉を発酵途中で加熱して発酵を止めた半発酵茶の代表的なものをいいます。これは、中国の福建省が本場と言われ、主な種類(代表的な銘柄)として、凍頂烏龍茶、武夷岩茶、鉄観音、水仙、鳳凰単叢などがあります。
一般に烏龍茶では、茶の葉を摘採後、しおれさせ、葉を擦り合わせるようにゆすって発酵を促し、程良いところで釜で煎って加熱して発酵を止め、揉捻して乾燥させることで作られ、その香りは高く、まろやかな味わいが特徴となっています。
ちなみに、「烏龍茶」という名称については、茶葉が烏の羽のように黒褐色で、龍のように曲がりくねった形をしていることから名付けられたとも言われ、また烏は「黒」のこと、龍は「中国皇帝」を指す言葉であることから、「黒い皇帝のお茶」という意味もあるそうです。