杞憂

【読み方:きゆう、分類:概念】

杞憂は、「杞人のうれい」とも言い、心配する必要のないことをあれこれ心配すること(取り越し苦労)をいいます。これは、その昔、古代中国の周代において、杞(き)の国の人が天が崩れ落ちて来はしまいかと心配したという、道家思想書(古代の寓話集)の「列子(天瑞)」の故事に由来するものです。

<本用語の使用例>

・しかし幸いにも、その懸念は杞憂に終わった
・パニック売りが連鎖するという予想は杞憂だった
・活躍できるか不安視するファンも多かったが、それも杞憂に終わっている