ザビる

【読み方:ざびる、分類:俗語】

ザビるは、髪(かみ)が薄い人のことをいいます。これは、フランシスコ・ザビエルの「ザビ」に動詞化する接尾語「る」を付けた合成語で、2000年代後半から、若者の間で「髪の毛の薄い人物を指す隠語」として使われました。

フランシスコ・ザビエル(Francisco de Xavier、1506-1552)とは、イエズス会の創設メンバーの一人で、1549年に日本に初めてキリスト教を伝えた、スペイン・ナバラ生まれのカトリック教会の司祭・宣教師をいい、死去後の1622年にカトリック教会の聖人となりました。

ザビる(フランシスコ・ザビエル)

一般に「ザビる」という用語は、歴史の教科書などに載っている、フランシスコ・ザビエルの有名な肖像画から来たもので、その頭頂部に髪の毛が無いザビエル像はあまりにも印象的です。