中国茶

【読み方:ちゅうごくちゃ、分類:中国茶】

中国茶は、中国大陸(本土)と台湾で作られる茶の総称をいいます。これは、世界最古の茶産国としての歴史、広大な国土、多くの民族の存在などにより、その種類は非常に多く、さらに製法や飲み方も他に類を見ないほど多様となっています。また、今日では、世界中で飲用されており、特に中国と馴染みの深い日本においては、ウーロン茶ジャスミン茶などは茶飲料の一つとして身近な存在となっています。

一般に中国茶は、茶葉の発酵の仕方や製造方法などの違いにより、大別して、緑茶、青茶、白茶、紅茶、黒茶、黄茶の6種(六大茶)に分類され、発酵の進行度合いにより、水色(淹れた茶の色)が濃くなり、味も濃厚なものとなります(茶葉の発酵を自在に操り、それによる風味の変化を楽しむ点が中国茶の大きな特徴)。なお、六大茶以外のものとしては、茶葉に花の香りをつけた「花茶」がよく知られています。

●緑茶:不発酵

摘み取り直後に加熱処理し、発酵させないお茶。代表的なものに、龍井茶、黄山毛峰、碧螺春など。

●青茶:半発酵

茶葉が発酵している途中で釜煎りを行い、発酵の進行を10~80%程度で止めたお茶。代表的なものに、凍頂烏龍茶、鉄観音、水仙茶、武夷岩茶など。

●白茶:半発酵

摘んだ茶葉を加熱処理せず、そのまま乾燥させたお茶(軽く発酵させたものが多い)。代表的なものに、白毫銀針、白牡丹など。

●紅茶:全発酵

茶葉を乾燥させ、徹底的に揉みこむことにより、酸化発酵を最後まで行わせたお茶。代表的なものに、祀門紅茶、正山小種、英徳金豪など。

●黒茶:後発酵

緑茶と同じように加熱処理を行ってから、麹菌(コウジカビ)による後発酵を行わせたお茶。代表的なものに、プーアル茶、六堡茶など。

●黄茶:後発酵

茶葉の芽を摘み、ゆっくりとした加熱処理によって酵素による酸化発酵を行ってから、悶黄と呼ばれる熟成工程を経たお茶。代表的なものに、君山銀針、霍山黄芽など。