晩婚化
【読み方:ばんこんか、分類:婚活】
晩婚化は、世間一般(国民)の平均初婚年齢が以前(過去)と比較して高くなることをいいます。これは、日本では1980年頃から統計的(数値的)に顕在化し、今日では、日本や欧米などの先進国だけではなく、一部の新興国や途上国でも見られるようになり、世界的な現象となっています。また、晩婚とは、通常の結婚年齢よりも遅く結婚することを意味します。
一般に日本の晩婚化の大きな原因としては、1980年頃から男女ともに高学歴志向になり、大学まで通う人数が増えたこと、男女雇用均等化により女性の社会進出が増えたこと、個人のライフスタイルが多様化したことなどから、20代で結婚する女性が減少傾向にあったことがあります。また、今日においては、経済の低成長化や雇用構造の変化(非正規雇用の増加)により、収入面(経済面)や仕事面から結婚に踏み切れないというケースもよくあります。
現在、日本の社会において、晩婚化は一人の女性が一生に産む子供の平均数を示す「合計特殊出生率」を低下させる要因にもなり、年々深刻化している少子高齢化の問題からも、どこかで歯止めをかけなければならないと言われています。
なお、「晩婚化」と関連するものとして、結婚しない人が増加することを意味する「非婚化(未婚化)」という用語もあります。