塵も積もれば山となる
【読み方:ちりもつもればやまとなる、分類:諺】
塵も積もれば山となるは、「塵積もりて山となる」や「土積もりて山となる」とも言い、ほんの些細なものでも、数多く積もり重なれば、高大なものになるという喩えをいいます。これは、インドの大乗仏教の論書(摩訶般若波羅蜜経の注釈書)である「大智度論」に由来するそうで、また「江戸いろはかるた」の一つにもなっています。
一般に「塵も積もれば山となる」は、物事をする上で「小事を疎かにしてはならない」という戒めとなっており、また似たようなものとして、「砂長じて巌となる」や「滴り積もりて淵となる」、「小さな流れも大河となる」などもあります。