でき婚/授かり婚/ママリッジ
【読み方:できこん、分類:結婚】
でき婚は、「できちゃった結婚」の略で、子どもを授かった後にする結婚のことをいいます。これは、結婚する(結婚式を挙げる)前に子どもができてしまう(妊娠してしまう)ことであり、実際には、妊娠したことがきっかけで結婚することが多いです。
昨今では、デキ婚は特に珍しいものではないため、結婚式場によっては、妊娠中の花嫁にあった「専用プラン」を用意しているところも多いです。
一般に"でき婚"は、1990年代に普及した用語で、「でき(できちゃった)」という言葉は、行動の軽さが目立ち、あまり印象が良くありませんでした。(2001年に竹野内豊と広末涼子が主演の「できちゃった結婚」というドラマも放映された)
そのため、2000年代半ばにブライダル業界(結婚産業)がマイナスイメージを払拭するために、「おめでた婚」や「授かり婚」、「ママリッジ(ママ+マリッジ)」といった「新しい言葉(言い換え)」を作り、今日では、これらも使われるようになっています。(そのイメージとしては、「子どもは天からの授かり物」であり、喜ばしいという感じになっている)
なお、でき婚の場合、将来の計画性がなかったためか、通常の結婚と比べて、離婚率が高いそうです。
<本用語の使用例>
・二人は電撃結婚によりデキ婚が疑われたが、これを否定した
・おめでた婚では、新婦の体調面と金銭面の両方を考慮して"ナシ婚"を選ぶカップルが多い
・昨今は授かり婚が珍しくないことから、「妊娠したら結婚すればいい」と軽く考えているカップルもいる