大還暦

【読み方:だいかんれき、分類:祝い歳】

大還暦は、賀寿の一つで、数え年で121歳のこと、またその祝いをいいます。これは、干支十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支に戻ることである「還暦」からさらに60年を生き、二度目の還暦を迎えることです。また、賀寿とは、長生きの祝い(長老の祝い、老年の祝い)のことをいい、その年齢により、還暦(61歳)、古稀(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、半寿(81歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、百寿(100歳)、茶寿(108歳)、皇寿(111歳)、大還暦(121歳)といった名前が付けられています。

一般に大還暦は、賀寿の最後に位置し、人が生きられる寿命の上限ともいえ、今後の医療・健康技術の発展によっては、将来的に達成する人が増えるかもしれません。ちなみに、過去に世界中で達成した人は極少数(数名?)しかおらず、これまでに戸籍や教会記録など信頼される記録が残っているもので、ギネスブックに公認された事例に限定すれば、フランス人女性のジャンヌ・カルマンさん(1875年2月21日-1997年8月4日、死亡時年齢122歳と164日)のみが達成しています。