二階から目薬
【読み方:にかいからめぐすり、分類:諺】
二階から目薬は、「上方いろはかるた」の一つで、意のままにならずもどかしいことや、遠回しすぎて(回りくどくて)効果がないことの喩えをいいます。これは、二階にいる人が階下にいる人に向けて目薬をさそうとしても、あまりにも遠すぎて的中しないことに由来し、"もどかしいさま"や"効果が得られないこと"の喩えとなっています。
なお、「二階から目薬」と似たようなものとして、「天井から目薬」や「焼け石に水」、「遠火で手を焙る」、「靴を隔てて痒きを掻く(靴を隔てて痒きを掻く)」などもあります。