仏の顔も三度まで

【読み方:ほとけのかおもさんどまで、分類:諺】

仏の顔も三度までは、「上方いろはかるた」の一つで、「仏の顔も三度」とも言い、どんなに温和で慈悲深い人でも、無法(無礼)を度々加えられれば、ついには怒り出すことをいいます。これは、いかに慈悲深くて温和な仏(悟りを得た者、釈迦)でも、顔を無礼に三度も撫でられると腹を立てるという意から転じたもので、また似たようなものとして「地蔵の顔も三度」や「堪忍袋の緒が切れる」などもあります。