清酒
【読み方:せいしゅ、分類:日本酒】
清酒は、日本の古くから広く愛飲されている「日本酒」と同義で、米・米麹・水で醸造した「もろみ」を濾して得たお酒(醸造酒)をいいます。通常、蒸し米・米麹・水の三種の原料を混合して、米麹によるデンプン糖化と酵母によるアルコール発酵を並行させながら醸造しますが、これらの原料を一時に仕込まず、まず三種の原料を混合して酒母(もと)を作り、それを初添・仲添・留添の三段階に分けて仕込んでいきます。
一般に清酒は、アルコール分が15~20度で、また飲用温度が他の酒類と比べて結構幅があり、燗してよし・冷やしてよしという、世界でも珍しいお酒となっています。
<酒税法第3条第7号の清酒の定義>
清酒は、次に掲げる酒類でアルコール分が22度未満のものをいう。
イ)米、米こうじ、水を原料として発酵させて、こしたもの。
ロ)米、米こうじ、水及び清酒かす、その他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの。
「その原料中、当該政令で定める物品の重量の合計が米(米こうじを含む)の重量の100分の50を超えないものに限る)」
ハ)清酒に清酒かすを加えて、こしたもの。