本醸造酒

【読み方：ほんじょうぞうしゅ、分類：日本酒】

本醸造酒は、特定名称酒の一つで、精米歩合70％以下の米、米麹、水、醸造アルコールを原料として造った日本酒で、香味及び色沢が良好なものをいいます。これは、すっきりとした味わいを出すために醸造アルコールが加えられ、通常、米酒に近い香りと風味を持ちつつ、純米酒よりも淡麗でまろやかに仕上がっているのが特徴となっています。

・使用原料：米、米麹、水、醸造アルコール
・精米歩合：70％以下
・麹米使用割合：15％以上
・香味等の要件：香味や色沢が良好

※精米歩合：白米のその玄米に対する重量の割合

なお、特定名称酒とは、「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」のことをいい、原料や製造方法などの違いによって、さらに「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」「大吟醸酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「特別純米酒」「特別本醸造酒」の8種類に分類されます。