混和焼酎
【読み方:こんわしょうちゅう、分類:焼酎】
混和焼酎は、連続式蒸溜焼酎(焼酎甲類)と単式蒸溜焼酎(焼酎乙類)をブレンド(混合)したものをいいます。これは、消費者の多様なニーズに応えて造られた焼酎で、シンプルな味わいの焼酎甲類と香味の複雑な焼酎乙類をブレンドすることにより、ほどよい香味に調整しています。また、比較的安価なものが多く、気軽に楽しめることから、近年、出荷量が伸びています。
例えば、焼酎甲類に風味をプラスするために焼酎乙類を混合させたり、逆に焼酎乙類の臭いを和らげるために焼酎甲類を混合させたりします。
一般に連続式蒸溜焼酎(焼酎甲類)と単式蒸溜焼酎(焼酎乙類)、どちらをベースにするかで呼び方が異なり、焼酎甲類が50%以上95%未満であれば「甲類乙類混和」、5%以上50%未満の場合は「乙類甲類混和」となります。
なお、2005年より表示の自主基準が設けられ、ラベルや容器の見えやすい場所に「焼酎甲類乙類混和」「焼酎乙類甲類混和」「連続式・単式蒸留焼酎混和」「単式・連続式蒸留焼酎混和」といった表示をすることになっています。