本格焼酎
【読み方:ほんかくしょうちゅう、分類:焼酎】
本格焼酎は、自然の原料を使い、昔ながらの製法で造られている、単式蒸留焼酎(焼酎乙類)のことをいいます。
単式蒸溜焼酎とは、米や麦、いも、そば、黒糖などの自然の産物を原料とし、単式蒸留器で蒸留して造る焼酎をいい、これは同じ原料を使っても、産地、麹や酵母の種類、蒸留方法や貯蔵熟成方法などの違いによって、独自の風味や芳香を造り出せるのが特徴となっています。
一般に本格焼酎は、原料のオリジナルな風味が生かされると共に、自然の旨さを味わえる点で世界有数の銘酒となっています。また、その原料から分類した場合、芋焼酎、米焼酎、麦焼酎、蕎麦焼酎、黒糖焼酎、栗焼酎、じゃがいも焼酎などがあります。なお、本格焼酎は、酒税法では、以下のように定義されています。
<本格焼酎の酒税法の定義>
単式蒸留焼酎のうち、次に掲げるアルコール含有物を蒸留したものをいう。
イ.穀類又はいも類、これらのこうじ及び水を原料として発酵させたもの
ロ.穀類のこうじ及び水を原料として発酵させたもの
ハ.清酒かす及び水を原料として発酵させたもの、清酒かす、米、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの又は清酒かす
ニ.砂糖、米こうじ及び水を原料として発酵させたもの
ホ.穀類又はいも類、これらのこうじ、水及び国税庁長官の指定する物品を原料として発酵させたもの