カスタードクリーム
【読み方:かすたーどくりーむ、分類:クリーム】
カスタードクリーム(Pastry cream)は、「クレーム・パティシエール」とも呼ばれ、カスタードを用いたクリームをいいます。これは、卵黄と砂糖をよく混ぜ、小麦粉(またはコーンスターチ)を加え、温めた牛乳を少しずつ加えて伸ばし、トロみがつくまで加熱したもの(クリーム状に煮詰めたもの)を指します。
一般にカスタードクリームは、主に洋菓子に使われるクリーム(ソース)の一つで、薄黄色くてトロりとした甘い味がし、またバニラの香りをつけ、泡立てた生クリームを混ぜるとコクと食感が向上します(水分が多いため、日持ちはしない)。
通常、カスタードクリームは、ホイップクリームと異なり、加熱しても変質せず、かつ安価なため、クリームパンやシュークリーム、エクレア、ババロア、タルト、ケーキなど様々なものに使われます。
●クレーム・サントノール
カスタードクリームにメレンゲ(固く泡立てた卵白)を混ぜ込んだもの。
●クレーム・アングレーズ
カスタードソースの一種で、名称は「イングランドのクリーム」を意味する。カスタードクリームと材料や製法はほぼ同じであるが、小麦粉が入らないためとろみが少ない。