二百二十日
【読み方:にひゃくはつか、分類:雑節】
二百二十日は、雑節の一つで、立春を起算日(第1日目)として220日目の日をいいます。また、雑節とは、二十四節気や五節句などの暦日の他に、季節の移り変りの目安となる暦日の総称をいい、日本の風土と農作業の関係から考案された「日本独自の補助的な暦」となっています。
一般に二百二十日は、季節の移り変りの目安となる季節点の一つで、新暦の9月11日頃に当たります。また、この時期は、八朔(旧暦8月1日)、二百十日と共に、天候が悪くなる農家の三大厄日とされていました。
なお、近年では、台風は二百十日から9月下旬にかけて襲来することが多く、天候面については、二百十日よりも二百二十日の方を警戒する必要があると言えます。
<雑節の種類>
・節分:立春・立夏・立秋・立冬の前日
・彼岸:春分・秋分を挟んで前後3日間
・社日:春分・秋分に最も近い戊の日(春社・秋社)
・八十八夜:立春を起算日として88日目の日
・入梅:太陽が黄経80度の点を通過する日
・半夏生:太陽が黄径100度の点を通過する日
・土用:立夏・立秋・立冬・立春の直前約18日間
・二百十日:立春を起算日として210日目の日
・二百二十日:立春を起算日として220日目の日