ほっき貝

【読み方:ほっきがい、分類:魚介類/寿司】

ほっき貝(北寄貝)は、「ウバガイ(姥貝)」の市場名で、二枚貝綱異歯亜綱バカガイ上科バカガイ科の一種をいいます。これは、殻長10cm程に成長する大型の二枚貝で、形状は丸みのある三角形、殻は厚くて堅く、角は薄い茶褐色で、冷たい海水を好み、日本では、関東以北から北海道周辺の外洋に面した浅い海の砂底に生息します。

ほっき貝

一般に「ほっき貝」は、タウリンやカリウム、マグネシウム、鉄といったミネラル成分が豊富で、日本では、バター焼きや煮付け、ほっき飯(まぜご飯)、ホッキカレー(北海道や福島県の地域食)、刺身、寿司などで食べることが多いです。

ちなみに、30年以上と言われる長寿命に因んで、正式名が「ウバガイ(姥貝)」と名付けられ、また市場名の「ほっき貝(北寄貝)」という名称は、北に寄った貝に由来すると言われています(「ホッキ」とはアイヌ語が語源とも)。