乙
【読み方:おつ/きのと、分類:四柱推命】
乙は、十干の2番目(第二)をいいます。これは、ジグザグな形態を形取った文字で、そこから種から出た芽が地上に出ようとして曲がりくねった状態の意味として、十干の2番目に割り当てられたそうです。また、十干とは、「天干」とも呼ばれ、古代中国で発生した数詞で、時間と空間を表わすのに使用されたもので、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の総称をいいます。
一般に乙は、陰陽五行説では、五行の木行のうち、陰の木を表わしており、日本では「きのと(木の弟)」ともいいます。また、自然界においては、しなやかな草花や枝葉などに例えられ、周囲の環境に合わせて、しなやかに伸びていく性質があります。ちなみに、四柱推命では、人間においては、想像力・理想主義・温和・柔軟性などを司り、弱くて柔らかい円満な感じを意味するそうです。
<象意>
円満、敏感、想像、忍耐、薄弱、肝臓、手指、頭髪