戊

【読み方：ぼ／つちのえ、分類：四柱推命】

戊は、十干の5番目（第五）をいいます。これは、「茂」に通じる文字で、そこから植物の成長が絶頂期にある状態の意味として、十干の5番目に割り当てられたそうです。また、十干とは、「天干」とも呼ばれ、古代中国で発生した数詞で、時間と空間を表わすのに使用されたもので、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の総称をいいます。

一般に戊は、陰陽五行説では、五行の土行のうち、陽の土を表わしており、日本では「つちのえ（土の兄）」ともいいます。また、自然界においては、大きな山や岩、堤防の土などに例えられ、どっしりとそびえ立って動かない性質があります。ちなみに、四柱推命では、人間においては、決断・自信・技術などを司り、説得力や包容力があり、人間関係を上手くできる感じを意味するそうです。

＜象意＞

機知、豪雄、順応、狡猾、交際、短慮、胃、筋肉、皮膚