庚
【読み方:こう/かのえ、分類:四柱推命】
庚は、十干の7番目(第七)をいいます。これは、同音の「更」につながる文字で、植物の成長が止まって新たな形に変化しようとする状態の意味として、十干の7番目に割り当てられたそうです。また、十干とは、「天干」とも呼ばれ、古代中国で発生した数詞で、時間と空間を表わすのに使用されたもので、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の総称をいいます。
一般に庚は、陰陽五行説では、五行の金行のうち、陽の金を表わしており、日本では「かのえ(金の兄)」ともいいます。また、自然界においては、荒々しい鉱石や金属の原石などに例えられ、固く荒々しい攻撃的な性質があります。ちなみに、四柱推命では、人間においては、質実剛健で強く、自信がある感じを意味するそうです。
<象意>
多情、理想、粗忽、欺瞞、不安、硬直、大腸、胸、耳