穀雨
【読み方:こくう、分類:二十四節気】
穀雨は、二十四節気の第6(3月中)で、4月20日頃、およびこの日から立夏(5月5日頃)までの期間をいいます。これは、「穀物をうるおす春雨が降る頃」といった意味合いがあり、この頃から変りやすい春の天気も安定して日差しも強まり、この時期に種まきをすると、作物の成長に欠かせない雨に恵まれると言われています。また、二十四節気とは、太陰太陽暦において、季節を正しく示すために設けた暦上の分割点をいい、太陰太陽暦の一年を太陽の黄経に従って24等分し、各分割点の日にその季節を表す呼称をつけたものです。
一般に穀雨は、穀物の成長を助ける雨のことであり、田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降る頃であり、また穀雨の終わり頃に八十八夜があります。
・季節:春
・月:3月中
・太陽黄経:30度
・新暦日付:4月20日頃
・暦便覧:春雨降りて百穀を生化すれば也
※暦便覧:太玄斎(松平頼救)の書いた暦の解説書(1787年出版)
<二十四節気の季節区分>
・立春:春、1月節、2月4日頃
・雨水:春、1月中、2月19日頃
・啓蟄:春、2月節、3月6日頃
・春分:春、2月中、3月21日頃
・清明:春、3月節、4月5日頃
・穀雨:春、3月中、4月20日頃
・立夏:夏、4月節、5月5日頃
・小満:夏、4月中、5月21日頃
・芒種:夏、5月節、6月6日頃
・夏至:夏、5月中、6月21日頃
・小暑:夏、6月節、7月7日頃
・大暑:夏、6月中、7月23日頃
・立秋:秋、7月節、8月8日頃
・処暑:秋、7月中、8月23日頃
・白露:秋、8月節、9月8日頃
・秋分:秋、8月中、9月23日頃
・寒露:秋、9月節、10月8日頃
・霜降:秋、9月中、10月23日頃
・立冬:冬、10月節、11月7日頃
・小雪:冬、10月中、11月22日頃
・大雪:冬、11月節、12月7日頃
・冬至:冬、11月中、12月22日頃
・小寒:冬、12月節、1月5日頃
・大寒:冬、12月中、1月20日頃